物流による倉庫型店舗の価格変動

倉庫型店舗の大きな特長は、大きな店舗に大量に商品を陳列しその中で客に自由に購入させることにより物流コストを抑えて価格に反映させている点にあります。従来の店舗は客が購入しやすい場所に店舗を構える代わりにその場所まで商品を運搬するためのコストが掛かるため、そのコストが商品の価格に反映され商品の価格が上がってしまうことで、商品の運搬を無くし客側が自ら遠くまで購入に来ることで商品の価格を下げている点が大きなポイントとなります。物価が低い現代においては流通に掛かる費用はそのコストの中で大きな割合を占めており、その費用を低減させることは商品のコストを圧縮し、価格を低く抑えるという点に於いては大きな効果を生み出しています。しかし、従来型の店舗に対する影響は大きく、物価自体を低く下げてしまうという課題も含んでいる物となっています。

商品の価格を決める要素とその変動要因

商品の価格を決める要素は基本的にはその商品を製造するための原料や製造工程における費用によるものですが、実際に販売される段階に於いてはさらに店頭まで商品を運搬する輸送コストと販売を行うための店舗の運営費用、及び販売員の人件費などが加わります。現代社会に於いては店舗に対してのサービス性も要求されていたことから輸送コストや販売員の人件費などは比較的大きな割合を占めていました。しかし、最近では自家用車を持つ人が増えたことや米国型の郊外店舗による大型店舗での販売に慣れてきたこともあり、輸送コストを圧縮する形で商品の価格を安くする方法が一般的になっています。倉庫型店舗はこの考え方の象徴的な店舗であり、客の近くまで輸送する代わりに客の側から来てもらい、物流コストを下げることで低価格を実現していることになります。

倉庫型店舗の価格変動による影響について

倉庫型店舗が増加することによって、その価格変動は様々なところに大きな影響を及ぼしています。第一に価格が安いことから客がこれらの店舗に集まり、従来の客の近隣の店舗に於ける商品の販売が低迷してしまう事です。従来は価格の相場を作っていたこれらの店舗ですが、物流コストを抑えた価格で販売する大型店舗に比較して価格が高くなってしまうのは当然で、その為競争力を無くしてしまい淘汰されてしまうという実態が有ります。また、これらの大型店の販売価格が商品の価格の相場となってしまうことからその競争が激化し、その他の部分に対してのコスト削減の競争が激化してしまう事です。人件費の削減などは既に行われているところも多く、その為大型店舗に於けるコスト削減は様々な面に大きな影響を及ぼしています。